借金完済までの道のり~私の場合Vol1~ [借金返済]

初めて多重債務者になった時と、その時にどうやって私が完済したのかをお話しましょう。

モチベーションが下がって居る所にナイスをくださった方ありがとうございます。

少し元気になりました。

さて、今から7年前、まだ私たち夫婦が知り合ったばかりの頃にまで話はさかのぼります。

知り合った頃、妻100万円・夫200万円合計300万円の借金がありました。

知り合った時、幸い私は事故を起こした(起こされた?)ばかりで、相手の保険会社から300万円程入り、有頂天になって散財している最中でした。。

返済にその保険金を充てるどころか、知り合ったばかりの今の妻と遊び歩いて暮らしていました。

お互いの借金の話を打ち明けたのは、付き合い始めて2ヶ月は過ぎていたと思います。

お互いに遊び相手から、真剣に交際を考えるようになり、身の上話を色々とするようになって行ったからではないでしょうか?

実はこのブログお互いの得意分野は、交代で夫婦で書いていたりするので、「私」なるものは男なのか、女なのか?夫も妻もどちらが私なのか困惑されるかも知れませんが、今回は私は夫だと思ってくださったら、理解しやすいかも知れません。

さて、借金があることを打ち明けたのは良いのですが、真面目に支払いを続けていた妻にとって、借金はとても重荷であり、何をしてでも(最悪体を売ってでも)返さなくてはいけない物と考えていましたので、支払いは滞る一方で詫びる事すらしない私に激怒…早急に相手と話し合いをして来いと怒られました。

ここから、私が借金と向き合う人生が始まったのですが、私の育った環境は妻とは違い、借金は踏み倒す物、督促の電話は無視、何ヶ月かに1回は電気・水道が止められる…

と言った借金家庭で育ったので、借金=返済と言う方程式が全く無かったのです。

妻は借金など人生で恥じる事、と言った環境に育ち、実際に借金を抱えている事を親にも言えず、いつ風俗店(ソープランド)に面接に行こうかと毎日考えて暮らしていたそうです。

借金も元夫が生活費を入れない為、仕方なく増えて行ったようですが、離婚したら帳消しになると、思って居たようです。

しかし、世の中そんなに甘くありませんよね?

そうです、離婚しても借金だけは全額妻の元に残ったのです。

消費者金融の借金ですので、その当時今の様に利息は安くなっていませんので、毎月指定された金額を払っても、元金はなかなか減りません。

さて、私はと言うと、借金まみれの親兄弟に給料はほとんど取られ、憂さ晴らしに友達と飲み歩く、飲み代が足りなければ、借金を重ねる、と言った荒んだ毎日を送っていました。

沢山稼ぐために、ダイヤを売るマルチに手を出したり、日給の派遣の仕事をしたりと何とか生活はしていましたが、借金返済の事は全く眼中にありませんでした。

妻から「このままでは、お付き合いを続けるのは難しい、いっそのこと私をソープにでも売る?」と聞かれこのままでは不味いと、初めて借金の整理を始めたのです。

妻は時給の高いエステ業界(アロマテラピー)の仕事をしていたので、月給で20万前後は稼いでいました。

私は保険金で遊んでいましたので、慌てて定職を探し、今も続けている建設業に就職し、月30万は確実にもらえるように生活を変えました。

二人の収入の合計は、月に50万円程あったので、まず延滞をしていない、妻の借金を繰り上げ返済で、2社有りましたので、5万円ずつは最低でも余分に返す事にしました。

消費者金融は、指定のATMより簡単に繰り上げ返済が可能なので、助かった所もあります。

毎月の給料日前に、生活日の残りの3分の2を借金返済に充てる事にして、日々の生活は節約に努めました。

残った分は、何かの為の貯金にあてました。

私はすでにブラックリストに載っており、返済する事の方が馬鹿みたいな状態にまでなっていたので、直接交渉に行きました。

幸い債務先が全て消費者金融だったため、自分で債務処理をするのも簡単で、利息を上乗せしないで置いて貰う事と、今まで払った分の利息と元金の仕切りなおしを、すんなりしてもらえ、200万有った借金が100万には簡単に減りました。

そこから、月に1万しか払う事が出来ないし、このままだと生活が苦しくなる一方だから、払って行けるかも分らないと交渉すると、更に80万程度にまで減らす事が出来ました。

簡単にと言っても、やくざ並みの対応をしての話ですが…

督促の電話にも「払えんのだ!仕方ねーだろー!」位の対応をしていたので、会社の方も、直接交渉に出向いた際、「まあ元金だけでも払っていただければ…」と言った感じでした。

さて、合計金額が半分近く減ったのと、目に見えて、借金が減るので、二人とも張り切って働いて、張り切って返済を続けたのは言うまでもありません。

ここまで来ると気持ちの余裕も出て来ますし、金銭的にも多少余裕が持てますし、返済への意欲も変わって来ます。

美味しい焼肉を食べるより、1万でも多く返済に充てたくなるのです。

お金の使い道を考えるすべも分かり、給料日には4分の1づつにお金を分け、借金返済分・生活費・貯金・繰上げ返済分として、生活費の残りは、次月繰越せず返済に…

その繰り返しを続け、貯金がある程度(支払っても半分残る程度)貯まると4社あった私の借金のうち、残り少ない所から、一括返済で消して行きました。

お見事と私達もお互いに褒めたくなるスピードで、合計6社有った債務先全てを完済しました。

コツは、滞納しているのであれば、迷わず整理する事。

給料はあらかじめ分けて、支払い分は早目に払ってしまう事。

貯金は少なくても、続ける事。(一括返済時のまとまったお金として役に立ったりします)

生活費は、分けて出来た金額の中で遣り繰りする事。

出来れば、生活費の中身も、光熱費・食費・レジャー費・衣服代・電話代等に分けて、家計簿を付け、毎月末には、何にいくら使ったか把握出来る位の方が良いでしょう。

そうすれば、何処が節約出来る部分か見えて来ます。

妻がそういう細かい作業が好きだったので、助かりましたが…私がしなくてはいけなかったので有れば、そこまでは無理だったかも知れません。

家事の手伝いは、私も率先してやりました。

洗濯・炊事・支払いも行き・洗濯も畳む…出来る事は、共稼ぎと同じ状態なので、私もかなり協力しました。

今思えば、よくあそこまで主婦業が手伝えたと感心します。

そんな生活を続けて半年…借金はめでたく完済です。

二人で稼いだお陰でもあります。

借金の整理に快く?応じてくれた金融会社のお陰でもあります。

節約生活を楽しんでしてくれた妻のお陰でもあります。

でも1年以内で完済出来て、ある程度(100万位)貯金も出来、晴れて妻にプロポーズ出来るなんて、思っても居なかったので、ばら色の人生が待って居ると、世界の色が変わって見えたのを覚えています。

そんな私たちですが、その後3年も経たないうちに、妻の名義で自己破産する羽目になりました。

笑うしかない展開ですが、またそのお話は後日…

やろうと思えば出来るはずです。

私たちにも出来たのですから…その後の展開が悪いので、あまり威張る事は出来ませんが、お話だけは出来ます。

どうか完済を働いて、収入を増やして頑張ろうと思って居る方、頑張れば短い期間で完済に近づくことは可能です。

私のブログを読んで、少しでも励ましになれば幸いです。


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